ECサイトの売上をあげるための施策はさまざまですが、今回はECサイトで売上を上げるためにまず取り組むべき、商品ページの閲覧についてお話します。
<Contents>
ECサイトでの訪問者の動きを理解、分析する
ECサイトの構成を大きくわけると次のような分類ができるのではないでしょうか。
TOPページ
コンテンツページ/キャンペーンページ
商品カテゴリページ
商品ページ
買い物カゴ
注文完了ページ
ここで注目したいのは、訪問者がいくら1~3に訪問しても直接購入にはつながりませんが、4、5、6のページは購入する際に必ず通過する重要なページであるということです。
となると、4の商品ページにいかに多くの訪問者を誘導するか?が売上に大きく左右するということになります。
商品ページを見なければ、購入はできない
サイト全体でどんなに多くの訪問者を獲得しても、その訪問者が商品ページを見なければ、CVにはつながりません。そこで、FanplayrのECサイト分析では、セッションのうち商品ページへの訪問数がどのくらいあったか、またその後買い物カゴへ到達したか、購入したか?(CV数)を一目で把握するための解析データを用意しています。
商品ページへの誘導、かご落ち分析
CVRは、CV(注文数)÷サイト全体SSで表されますが、このCVRをアップするには、サイト全体SSのを分解して、このうち何%が商品ページまで到達しているか?を重要視する必要があります。
以下は、直帰しなかったセッションのうち、商品ページに到達したユーザーがどのような動きをしたのかをFanplayrで分析したものです。
例えば、直帰しなかったセッション全体は、上記では407,604です。
そこから、商品ページへ到達した訪問者は313,227(全体の76.85%)となっています。
そこからカートに追加した訪問者は、30,995(9.88%)です。
CVRは「CV(注文数)÷サイト全体SS」ですから、サイト全体SSのうちの、CVの入り口である商品ページの閲覧割合が高ければCVRは改善されます。また商品ページの閲覧割合が低ければ、CVR大幅なアップは見込めないと考えられます。
商品ページへの導線づくりがいかに重要か、が分かると思います。
商品ページへの導線づくりと方法
商品ページへの導線づくりはどのようにするのがよいでしょうか?
コンテンツページやキャンペーンページ、また商品カテゴリページから、商品ページへの誘導をはかることが一般的ですが、ここで、各訪問者に合わせて最適な商品のページを提案することがより効果的な商品ページへの誘導に繋がります。
では、どのような商品のページを提案するのがよいでしょうか?
解析や分析により、導き出される商品の候補として「売れている商品」を出しているECサイトは多いようです。
「売れている商品」の定義もさまざまありますが、Fanplayerでは、解析や分析に時間をかける必要がなく効果が出やすい、レコメンド機能をお勧めしています。
レコメンド機能ならば、訪問者ひとりひとりにあった最適な商品を提案することでき、商品ページへの誘導率が高くなります。
商品ページへの導線作りで大切な指標は何か?
商品ページの導線づくりを改善していく際に、何を指標とすればよいでしょうか?
それは、コンテンツページや、キャンペーンページ、また商品カテゴリページで、商品が何回表示され、何回商品ページへの誘導できたか?ということです。これが商品誘導率(CTR)です。
商品ページ誘導数÷商品表示回数=商品誘導率(CTR)
この分析には時間がかかりますが、これもレコメンド機能をつかえば、簡単に分析できます。またレコメンド経由のCVRや顧客単価も容易に把握でき、施策も継続的にしやすくなるため、商品ページ誘導数アップに大きく貢献します。
Fanplayrでは、商品ページへの誘導施策、レコメンド機能のご相談も承っています。お気軽にご相談ください。
Comments